目次

この記事の目次です。

1. MXレコードとは
2. MXレコードの仕組み
3. MXレコードの確認方法

更新履歴

1. MXレコードとは

MXレコードは、メールの配信先を指定するDNSレコードです。

MX

MXは、mail exchangerの略です。

DNSレコード

DNSレコードは、DNSサーバのゾーンファイルの1行1行の設定を指す用語です。 DNSリソースレコードともいいます。

DNS

DNSは、Domain Name Systemの略で、ドメイン名とIPアドレスを変換する仕組みを指す用語です。 インターネット上でドメイン名とIPアドレスとの対応づけを管理するために使用されています。

DNSサーバ

DNSサーバは、DNSを提供するサーバーです。

ゾーンファイル

ゾーンファイルは、DNSゾーンについての管理情報やドメイン名とIPアドレスの対応関係などを記述したDNSサーバの設定ファイルです。

DNSゾーン

DNSゾーンは、1台のDNSサーバが管理する範囲を指す用語です。 DNSゾーンのDNSのための情報をゾーン情報といい、ゾーン情報を構成する1件1件の情報をDNSレコードといいます。

2. MXレコードの仕組み

メールの送受信時にメールサーバーは、ドメインに対応するサーバーを特定するためにDNSを使ってMXレコードを検索します。 MXレコードはドメインに対応するサーバーを特定するため検索が行える仕組みになっています。 たとえば、障害に備えて複数台のメールサーバ―と紐づけられるように優先度設定が行えるなど複数レコードの設定に対応しています。

優先度を指定するプリファレンス(MX preference)

MXレコードには、プリファレンス(MX preference)という配送の優先度を指定する設定があります。

プリファレンス(MX preference)は数字で設定する

プリファレンス(MX preference)による配送の優先度は数字で設定します。 配送先が複数ある場合には、より小さなプリファレンス(MX preference)を持つ配送先が優先されます。

配送ホストを指定するメールエクスチェンジャ(mail exchanger)

MXレコードに設定される配送ホストの設定のことをメールエクスチェンジャ(mail exchanger)といいます。 ドメイン名で指定します。

ホスト名はCNAMEにおける別名を指定してはならない

MXレコードもNSレコードと同様に、ネームサーバーをホスト名で指定し、直接IPアドレスで指定するものではありません。 ですが、指定するホスト名はAレコードやAAAAレコードを持つものでなければならない点に注意する必要があります。 NSレコードと同じく、CNAMEにおける別名を指定してはいけません。

4. MXレコードの確認方法

MXレコートはnslookupコマンドで確認できます。

Macの場合

macOSをご利用の場合はターミナルを起動します。

Windowsの場合

Windows をご利用の場合はコマンドプロンプトを起動します。

nslookupの実行方法

nslookupの実行方法です。 mxレコードを確認する場合は-type=mxのコマンドライン引数を加えます。 <ドメイン名>のところは確認したいMXレコードのドメイン名(例 htaccess-support.com)に置き換えて実行してください。

nslookup -type=mx <ドメイン名>

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